2015年4月10日金曜日

輸入住宅☆設計士社長のシアトル視察記〈その3〉







皆さん、お元気ですか?
4月もだいぶ日にちが経つというのに、一向に暖かくならない日々に小さなため息をついている特命管理人のNです。

今回は冒頭から写真です。現在(2014年4月10日)米国出張中の弊社社長がワシントン州シアトル郊外の住宅街で撮影し、新たに送ってきた写真からピックアップしたものです。クリックすると大きくなるのでぜひ見てみて下さい。

純和風の住まい、モダンな住まい、南欧風の住まい-。
魅力的な住まいは幾多ありますが、やはりこういう光景を目にするとその美しさにため息が漏れてしまいます。平坦な土地ではなく、少し傾斜がついているエリアであることも、街並みを立体的に感じられて良いのかも知れません。

それにしても見事な統一感です。詳細は社長が帰国した後に色々聞こうと思いますが、ここまで揃っているとなると一角を一気に開発したエリアかも知れませんね。

では更に何枚か写真をどうぞ。



フラットなフォルムの屋根も素敵です

ガレージ脇に見えるのはゴミ箱です。ゴミ収集車が中のゴミを集めに来ます

芝の緑と青空のコントラストが眩しいです

この道は坂道ですね。ガレージが段々に見えます


恐らくまだ新しい住宅街でしょうから、立ち並ぶ建物もピカピカですね。

それにしても、これは例外はあるにせよアメリカ全体に言える事だと思うのですが、道路からのオフセット幅がとても長い。つまり道路から家までの距離がとてもあるので、すごく広々としています。これは街の規則みたいなものがあったような…。ちょっと未確認ですのでまた確認しときますが、これだけ道路から離れていれば車の音も気になりませんね。それと、日本の住宅地にありがちな塀もありませんから、ガレージから車で出かける時も非常に見通しが良くて安全だとも思えます。

もう一つ。こうしたアメリカの住宅街を見ていて気付くことがあります。お気付きの方、いらっしゃいますか?

私の答えは「ほとんど全ての家の玄関が通りの方を向いている」ということです。つまり、ほとんどすべての家の正面=一番美しく見える側が通りに面しているということ。「リビングを南向きに」「アプローチを屈折させて玄関を通りから90度の向きに設置」などという方法を取っている家はまず見当たりません。故に、ほとんどの家は外部から室内に視線が入らないつくりになっています(もっとも、アメリカの家は玄関を開ければ即リビング、というつくりがほとんどですが…)。

実はこうした考え方は弊社でもとても大事にしている点です。せっかく美しいシルエットを持っているのだから、方角にとらわれ過ぎるよりも美しく見える向きに家を構える。そうしたつくりにしても、元々「掃出し窓」などを設けないのが当たり前の米国スタイルの家なら、外からの視線もそれほど気にする必要がありません。ベランダも然り。もちろんバルコニーやベランダをつくる例もありますが、外部から見たら部屋にしか見えない「半屋外」の物干しスペースを設ける例が多くなっています。

前にこのブログでも書きましたが、全てはバランスです。今回久しぶりに渡米した弊社社長、現地の住宅街の空気をいっぱいに浴びて、アメリカの住まいが持つバランスの良さを改めて感じてくるはずです。こうした一つひとつの経験をもとに、さらに良い住まいをお客様に提供してしていきたいと考えています。

ではまた!

今回の写真の数々は弊社Facebookページでご覧いただけます。
藤岡備建の本家HPは→コチラ

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