2015年5月26日火曜日

メルセデスが、帰る場所 ~夢と理想を現実にした、アメリカンガレージ~



バイナルサイディングに包まれた、アメリカンな建物。
車庫とは敢えて呼びたくない、この建物は「アメリカンガレージ」。



オーバースライドするシャッターの中では、
鈍く、鋭い光を放つ1988年式メルセデス・ベンツ560SLが、
イグニッションにスイッチが入るのを待っている。



 
…こんなふうに思わず書き出したくなるくらい、素敵な空間にお邪魔してきました。

お邪魔したのは、安曇野市にお住まいのI様が愛車を収めておられるアメリカンガレージ。おっと写真を見た方、お気を付け下さい。ロサンゼルスのベルエア地区ではありませんよ()

名車として名高いメルセデス・ベンツ560SLを長く所有されているI様は、以前は屋根を備えたカーポートでカバーをかけて愛車を保管されていました。「でも、やはり風を伴う雨や雪を完全に防ぐことはできないんですよね」とI様。自宅に隣接する敷地に新たにガレージを建てることを決めた、と話してくれました。

求める外観イメージは、最初からアメリカンガレージと決まっていたとのこと。「ガレージを建てるなら、室内に薪ストーブも置いて自分の趣味にも取り組めるような居住性が欲しい」。この条件を胸に複数のガレージ専門店に相談。その中でも弊社のアメリカンガレージはサイズや室内の間取りを全てフルオーダーでデザインでき、住宅と同じ断熱性能を備えていること、さらに弊社ショールームをご訪問頂いた時のガレージの佇まいや雰囲気を大変気に入っていただき、弊社で設計施工を担当させていただくこととなりました。

完成したI様のガレージは、当然のことながら弊社で建てる輸入住宅と全く同じ味わいのあるフォルムです。シャッターは2つ。メルセデスの他にもう1台、やはり長く乗り続けているホンダの名車の一つ、ビートが収められています。

手前が560SL。奥にはビートが。他に自転車や趣味の道具も置かれたガレージ内。

ガレージ内は奥に床を1段高くした居住スペースを設けています。くつろぎながらパソコンに向かって過ごすこともできます。片隅には薪・ペレット兼用のストーブも。「この上に鍋を置き、牛肉の塊をコトコト煮込んだ料理が格別なんです」とI様。コンパクトな流し台も備えているので、手洗いや洗い物も済ますことができます。

愛車を目の前にしながらくつろげる環境は弊社のアメリカンガレージならでは。
 
簡単なキッチンスペースも備えています。
 
薪・ペレット兼用のストーブ。煮込み料理にも威力を発揮します。

また、I様にとってガレージは愛車を休ませ、愛でるだけの場所ではありません。趣味の木材加工に存分に取り組めるよう、電動ドリルや旋盤、コンプレッサーなど様々な工具もガレージ内に備えています。趣味に没頭できる環境が広がり、「今後は革細工にも取り組んでいきたいですね」と話されています。

お引き渡しから約半年。お仕事もお忙しい中、時間を見つけてはガレージライフを楽しんでいらっしゃるI様。「自分の希望通りのガレージが実現でき、とても満足しています」と、最高のお言葉をいただきました。

ただの「車庫」ではない、楽しく豊かな暮らしを実現できる場でもある藤岡備建のアメリカンガレージ。住まいの建て替えまでは考えておられなくても、愛車を大事に保管しつつ、趣味にも取り組める空間として最適です。小屋裏は物置スペースとしても利用できます。大きさや外観デザイン、室内の仕様などは敷地の広さやご希望に合わせてベストなプランを作成可能。大人の隠れ家、ご家族やご友人との充実したひとときを過ごす場所としてぜひご検討いただければと思います。
車のフォルムともベストマッチです。
青い空が似合うアメリカンスタイル。

お孫さんと。2人で車に乗ってでかけることもあるそうです。


最後にI様からお知らせが1つ。
I様が愛されている1988年型のメルセデス・ベンツ560SL。この車の開発コードナンバーである“107”を名前に冠したオーナーズクラブ「Club107」が組織されています。I様はそのメンバーの1人。しかし、現在長野県で会員になっているのはI様お一人だけとのこと。I様は「もし長野県内に他にもこの車に乗っておられる方がいらっしゃれば、ぜひ仲間に入りませんか」と仰っています。次回は6月28日に湯の丸高原に向けたサマーツーリングを計画しているとのこと。このブログを読んで「あ、私も乗っている。興味あるな」と思われた方がいらっしゃいましたら、弊社でI様とコンタクトを取りますので、ご連絡頂ければと思います。
クラブのウェブサイトはこちら→ Mercedes-Benz Club107

憧れのエンブレム

ではまた!
藤岡備建の公式ウェブサイトもぜひご覧下さい!