2015年2月13日金曜日

輸入住宅で暮らす喜び  ~I様のメンテナンスと家族の足跡~


皆様お元気ですか?
先日次男坊が4歳になり、肩にのしかかるウエイトが1段多くなった管理人Nです()
…と、無駄話はこれくらいにして。

突然ですが、独身時代によく行ったアメリカ貧乏旅行で、安モーテルに泊まった時の話を少し。
まだ青年だった20代だった頃、南カリフォルニアの小さな町を当てもなくレンタカーで巡る旅をよくしていました。で、ここで泊るのが大体30ドルちょっとくらいで泊ることができる安いモーテル(=Motor Hotel。部屋の前に車を横付けできる類の宿です)でした。

このモーテルっていうのが大体年季の入った建物なのです。室内の壁は何回もペンキを塗り直してあって、表面は塗りが厚くなってなんとなくデコボコに。下手すると照明のスイッチ板にペンキが飛んでたり、中には電気のコンセントの穴の一つがペンキで埋まってて(!)無理やり掃除機か何かのコンセントで貫通させた形跡があったことも。これ本当の話ですよ()

実はこれはアメリカではごく当たり前のことだったりするんです。映画やテレビで家庭のお父さんがペンキを塗っていて、梯子から落ちてガッシャーン!ペンキだらけ!なんてシーンを見かけたことがありませんか?そう、DIYの精神がしっかり根付いているアメリカでは、家のメンテナンスを自分たちで行う事がとても多いんです。そうして年月を経た住まいは、上に書いたようにペンキが厚くなったり、無垢の床に傷が増えていったりして「古く」なっていきます。でも、それは同時に「家族で暮らした足跡が残っていく」ことであり、「味わいが増していく」ことでもあるのです。

米国HOME DEPOTではこんなペイントのDIY動画も公開しています。


 

このように「家族の家を自分たちでメンテナンスし、少しずつ刻まれていく家族の足跡と深まっていく味わいを楽しみながら暮らす」。実は弊社のお客様にもこんなライフスタイルを実践されている方がいらっしゃいます。弊社の輸入住宅を新築されて6年になるI様は、そのメンテナンスの様子と輸入住宅に対する思いをご自身のブログに記されています。

本文からの一文をちょっとご紹介させて下さい。

「ビルトインガレージに惹かれて建てたのはもちろんだけど、自分の家は自分達の手で修理&カスタム。
孫の代まで住めるよう家を大事にするアメリカならではの文化に惹かれて建てたってのも事実です。現に我が家にはそれを実行するべく、ガレージの壁は色無しのウッド仕上げ。内装に関しても樹脂製の既製品はなるべく使わず、殆どウッド+ペンキ仕上げにしております。既製品だと色が剥げる事もなければ基本ノーメンテでOKなんだけど、ウッドにはウッドにしか無い、自然ならではの温もりと、経年劣化を味わえる楽しさがあるのは確か。これも輸入住宅に惹かれた理由です」

これを読んだ弊社社長、「輸入住宅での暮らしを本当に楽しんでいらっしゃる。建てさせて頂いて本当に良かった」と感激しきりでした。

メンテナンスフリーの住まいもいいけれど、自分たちで手入れをして刻んだ家族の足跡、木のぬくもりに満ちて時を経て深まる味わい。家族と同じように時を重ねていく住まいは、何にも勝る財産である。このように考えて弊社はこれからも変わらず輸入住宅を皆様にお届けしたいと思っています。

最後になりますが、I様のブログのリンクはコチラ。ぜひご覧になってみて下さい。

掲載の許可は頂いてあります。
I様、ありがとうございます!
今後ともよろしくお願い致します。

ではまた!
藤岡備建の本家HPは→コチラ

2015年2月1日日曜日

「輸入住宅を設計する」ということ



皆様いかがお過ごしですか?
多少日は長くなったものの、相変わらず寒いです。早く春にならないかなぁ…。
私・管理人Nは贅肉という断熱層が厚いはずなのに、寒さに弱いのです()

さて、冗談はさておき、今日は住まいの新築に決して欠かすことのできない要素の一つ、「設計」について私が思う事を書いてみたいと思います。

住まいを建てる時、絶対に必要な要素。それは「設計」です。例外として、完全に規格が決まっていて同じ設計図で何棟も、なんていう場合もあり得る話ですが、それはさておき…。

和風・洋風・輸入住宅、様々な住まいがありますが、住まいを新築されるお客様が10人いらっしゃれば、それぞれの方々がそれぞれ異なる背景をお持ちです。ご家族の構成や、好み、ライフスタイル、敷地の形状、そしてご予算。そして、その異なる背景のもとにそれぞれのお客様が「夢」を描かれています。ビルダーはその思いをしっかりと受け止め、全力でこたえなければいけません。

当社はUSAの雰囲気をそのままに、日本で楽しく快適で心豊かな暮らしを送って頂ける住まいをつくる輸入住宅ビルダーです。アメリカにゆかりの深い趣味や好みをお持ちの方にはそのライフスタイルをさらに充実してもらいたい、また、そうではない方でも、アメリカの住まいの洗練されたスタイルや大らかで合理的な魅力を感じてもらいたい、と願いながら家づくりに取り組んでいます。これを実現するためには、ご相談いただいたお客様に「満足していただける設計」が不可欠だと考えます。

例えば、「アメリカ旅行に行った時に買った雑誌に載っていた住まいのような雰囲気にしたい」。例えば、「映画に出てきた、あの家のようなガレージを備えたい」、「テレビでシリアルを取り出していたあのキッチンが」…etc。こうした思いにおこたえするには、私たち自身がアメリカの家づくりを深く知り、さらに日本で快適に暮らせるような住まいを設計しなければなりません。

私たちは独立した輸入住宅ビルダーです。どこかに本部があるフランチャイズの施工店ではありません。アメリカ・シアトルに現地スタッフを置き、様々な資材をアメリカから直接輸入しています。設計士でもある弊社社長は北米での住宅建築経験を持ち、今でも定期的に渡米して進化するアメリカの家づくりや資材について新しい知識を蓄え続けています。そして、何と言ってもアメリカの住まいが「好き」なのです。

以前、弊社で建てさせて頂いたお客様から「藤岡備建さんは、問題解決力があるよね」とのお言葉を頂戴したことがありました。そのお客様は長く海外での生活を経験され、住まいそのものに対する知識が豊富で資材についての造詣も深い方でした。ご提案した設計プランやデザインを大変気に入っていただき、住まいづくりを進める中で頂戴したご要望に対しても全力でおこたえ致しましたが、中には「ここはこのようにして、こうしてみたらいかがですか。より安価に且つスタイリッシュにできますよ」とアドバイスさせていただいた点もありました。「ちょっとそれは難しいですね」と申し上げてしまうのではなく、少しアプローチを変えて少しでも思いに近い答えをご提案する。そんな姿勢を「問題解決力が高い」と評価していただけたことは、輸入住宅ビルダー冥利に尽きると本当に感激したことは記憶に新しい出来事です。

弊社社長は、設計に取り組む際に「集中していると、不思議と何かが降りてくる時があるんだよ」と言っていたことがあります。私は、それは決して不思議な事ではなく、今までの経験の中で蓄えられたたくさんの「引き出し」から無意識のうちに最適な設計アプローチが導き出されているのだと思っています。

ぜひ「設計に自信はありますか?」と聞いて下さい。自信をもって「自信あります!」とおこたえしたいと思います(シャレじゃないですよ…)。

実際のお客様にご提案したパース。大変喜んでいただきました。

ではまた!
藤岡備建の新しいウェブサイトは→コチラ
弊社が全力で思いにおこたえした建築実例や、お客様の声も掲載していますよ!